僕がこれまでに見てきた塾のホームページで「これは改善したほうがいいよ」と思ったことをまとめてみました

こんにちは、chotto編集部のタカフミです。

いつもchottoをご利用いただきありがとうございます。

僕はこれまでにいくつも学習塾のホームページの作成・改善に関わらせていただきました。

ご相談頂く学習塾様のホームページを拝見させていただくと、「このままではSEO的にもユーザービリティー的にもよくないなー」と思うケースが少なくありません。今回はその中でもよくあるパターンについて3つまとめてみました。今後、塾のホームページを作成される際の参考にしていただければ嬉しいです。

【改善点1】SSL通信が導入されていない

本当によくある改善点の一つに「SSL通信」が導入されていないというものがあります。

いきなり言われても「SSL・・・通信???」って何って感じですよね?

簡単に説明すると、サイトに入力した名前や住所などの個人情報を安全にサーバーへ送信する技術になります。悪意のある第三者が悪さをして情報を抜き取ろうとしても、フォームに入力された情報が暗号化されるためそれを防ぐことができます。

SEOにも影響がある

あまり知られていないのですが、グーグルの検索エンジンはこのSSL通信の有無を考慮しています。

安全に情報をやり取りできるサイトがユーザーにとっても良いため、検索結果でも上位に表示されやすくなります。

問い合わせを逃してしまう場合も…

実はこのSSL通信ですが、問合せの件数にも大きな影響を及ぼすんです。

SSL通信が導入されている場合には、上部のURL欄に「」のマークが表示されます。

一方で、SSL通信がされていない場合には「安全ではありません」と表示されてしまいます。

スマホで閲覧している場合には画面上部に大きく表示されるため、これがお問い合わせフォームであれば「ちょっとここに入力するのは危険だし、やめておこう」となってしまうのも無理はないかと思います。

【改善点2】スマートフォンに対応してない

10年ほど前のホームページ制作であれば、パソコンからアクセスされることがほとんどでした。そのためサイトのデザインもパソコン向けのものだけを用意すれば大丈夫でした。

しかし、今ではスマートフォンからインターネットにアクセスする数が急減に増えてきています。令和3年版の総務省の調査によるとスマートフォンの世帯保有率は9割を超えており、スマートフォンによるインターネット利用率は68.3%とインターネット利用率全体の83.4%の大部分を占めています。

ここまでスマホからのアクセスが増えているのにも関わらず、スマホ対応されていない塾のホームページが少なくありません。下の画像を見てみると、スマホ対応されているサイトと、そうではないサイトでは見やすさが格段に違うのが分かるかと思います。

サイトに訪れたユーザーからしてみたら、スマホ対応されていないサイトだと「うーん、なんか文字が小さくて見づらいな」となってしまうのが自然かと思います。

どんなに塾の魅力をホームページに載せていても、見づらいホームページになってしまっていては十分に魅力が伝わらなくてなってしまいます。

【改善点3】問合せまでの導線が分かりづらい

塾の強みやコースなどについてしっかりと書かれているのに、問合せまでの導線が分かりづらく見込み客を逃してしまっているホームページも少なくありませんでした。

パソコンであれば画面が大きいので、問合せボタンや電話番号などもすぐに見つけられるのですが、スマホだと小さな画面でページをスクロールしていくので問合せボタンがなかなか見つけられないことがあるのです。

また、しっかりとページ内に問合せボタンを設置していても、他のコンテンツとの違いが分かりづらくスクロール中に通りすぎてしまう場合もあります。このような場合には「ここは問合せエリアですよ」ということがハッキリと伝わるデザインにすることが大切になります。

スマホへの最適化が大切に

これまでにご紹介した3つの改善点ですが、パソコンでの閲覧が前提であった10年ほど前ならあまり問題とならないようなことが大半でした。

しかし、スマホでの閲覧が主流になった今ではパソコンよりもスマホでの見やすさがとても重要になってきています。高校生くらいまでのお子様をお持ちの保護者様はスマホに慣れ親しんでいる世代であり、今後もスマホ世代がどんどん増えてくるでしょう。

これから塾のホームページを作成される方は「多くの保護者様がスマホでホームページを見ている」ということを念頭に入れていただければ、よりより塾のホームページができるのでないかと思います。