【お知らせ】塾専用HP作成サービス
こんにちは、「chotto」の開発と運営をしているタカフミです。
塾のホームページを作るときに候補の一つに挙がるのがワードプレスだと思います。
無料のテーマがたくさんあるワードプレスですが、せっかくの塾のホームページですし機能がたくさんついている有料テーマを検討される方も少なくありません。
買切りのテーマなら数万円払えば、おしゃれなデザインのホームページが簡単に作れるのでつい買ってしまいそうになりますが、正直なところ僕としては買切り型のテーマはあまりおすすめしていません。
この記事ではおすすめできない3つの理由についてお話したいと思います。
目次
アップデートが不十分なことが多い
そもそも、ワードプレスを使ったホームページがどのような構成になっているかご存知でしょうか?
大きく分けて以下の3つの構成でホームページが作られています。
- ワードプレスのプログラム本体
- テーマ(テンプレート)
- プラグイン
ワードプレスのプログラム本体
ワードプレスそのものを動かしている本体部分のところにあたり、ここに書かれているプログラムのおかげでブログ記事を投稿したり、画像をアップロードしたりなど、ホームページとして動作するための基本的な機能が提供されています。
運営会社によって、このワードプレス本体のアップデートが定期的に行われており新機能の追加やセキュリティ対策が実施されています。
テーマ(テンプレート)
ワードプレスのプログラム本体が中身の仕組みだとしたら、実際のユーザーの目に見えるホームページのデザイン部分を担うのがテーマとなります。
このテーマを切り変えることで、ガラッと雰囲気を変えたホームページにすることができます。
今回の記事では、このテーマについてお話しています。
プラグイン
ワードプレスの基本機能では提供されていない機能をホームページにつけたい場合に使うのがプラグインになります。
スマホにアプリを入れるような感じで、プラグインをインストールすることで簡単に「掲示板」や「会員制サイト」などを作ることができます。
すべてのアップデートに対応するのは不可能
なるほど・・・。それで、この話なんの関係があるの?と思われるかと思います。
ここでとても重要なのが「ワードプレスのプログラム本体」と「プラグイン」については、テーマを販売されている人達の意志とは関係なしに、勝手にどんどんアップデートされていってしまうという事です。
プログラム本体もプラグインも全部自分達で作っていれば、テーマの部分も足並みそろえてアップデートできるのですが、それぞれが別の人達の手で作られている場合にはアップデートに追いつけなくなってしまう場合が少なくありません。
そのため、ワードプレスを新しいバージョンにアップデートしたらホームページのレイアウトが崩れてしまったり、プラグインのバージョンを最新版にしたら変なエラーメッセージが表示されてサイトが表示されなくなってしまう場合があります。
ワードプレスのバージョンアップに追いつくのさえ大変なのに、無数に存在するプラグインのアップデートに対応して互換性を保っていくのは不可能に近いと思います。
こんな買切りテーマには気をつけよう
もちろん、すべての買切りテーマのアップデート対応が悪いわけではありません。
しっかりとワードプレスのバージョンアップに合わせて、テーマをアップデートされている販売者さんもいるのですが、複数のテーマを販売されている業者さんについてはアップデート対応が遅かったり不十分な傾向があるのでサイト上でアップデートの履歴などを確認されるのがいいかと思います。
一つのテーマを長年時間をかけて作られている販売者さんについては、テーマへの愛着もあるのでしっかりされている印象があります。
サポートが塩対応でがっかり
買切り型のテーマではサポート対応がいまいちなケースがよくあります。
分からないことがあって質問したくてもフォーラム形式(掲示板のようなもの)を採用していて販売元が直接回答してくれなかったり、販売元にメールで問い合わせても紋切り型の回答しか返って来なく塩対応で終わってしまうこともあります。
なにかトラブルが発生した場合に自分で調べて解決できる人であればいいですが、教室運営のかたわらそんな時間を作るのは難しいですよね…。
テーマを購入する前に、販売元に疑問点などを聞いてみて「レスポンスの速さ」や「内容」を確かめてから購入するのもいいかと思います。
買ってみたら使いづらくて、使わなくなる場合が多い
ワードプレスの有料テーマというのはデータをダウンロードして使用するという、デジタル販売である都合上、返金対応していないケースがほとんどです。
事前にお試しで使うことが出来ないのでデザインを見て「お!かっこいい」と思って、いざ購入して使ってみると「操作が複数で使いづらかったり」「思うようにカスタマイズできない」といった感じで、すぐに使わなくなってお金が無駄になってしまうことがあります。
はっきりいって、数万円もするテーマを買ったのにすぐに使わなくなってしまうのは本当にもったいないことだと思います。
僕自身もこうやって何度も有料テーマを買っているうちに、最終的に使わないテーマに結構なお金を払ってしまっていたことがありました。それなら、その費用をサーバー代やドメイン代に使ったほうが良かったなと、後になって後悔しました。
買切りテーマのサポートやメンテナンスが不十分になってしまう理由
NetflixにSpotifyなど月額制のサブスクリプションサービスが増えて、「また、月額課金なの?もうウンザリ…」と思っている人もいるかと思います。
一見すると買切りテーマのほうが月額費用もかからないので良いように感じるかと思いますが、販売元からするとその方が手離れがよくて売りやすいという一面が実はあります。
たとえば、3万円のテーマを買切りで販売している場合、購入された時点で売上が回収できているので、その後のサポートやアップデートがどうであろうとあまり関係のない話になります。
一方、月額3千円のサービスで同じ3万円の売り上げを作ろうとしたら10ヶ月契約を更新してもらう必要があります。
契約が続いている間は、販売元とユーザー間で関係性が続くためサポートやアップデートが適当だと解約に繋がってしまいます。
そのおかげもあって、販売元は必死になってサービスの提供をしてくれて、ユーザにとっても安心して使い続けられるようになります。
月額制なら無駄な費用も抑えられる
月額制のテーマであれば、最初の1ヶ月試してみていまいちだったら解約することも可能ですし、買切りテーマのように一度に数万円払わなくても済むので、コストも最小限に抑えられますよね。
お試しもできないテーマに数万円払うのは正直リスクが高いので、僕個人としてはデモ版を提供しているか返金可能なテーマを購入するのが良いのではないかと思っています!
まとめ
一般的にはワードプレスのテーマは買切りが当たり前のようになっていますが、安定した運用を考えると必ずしもベストではないことが分かっていただけたかと思います。
ぜひ、教室のホームページを作る際にテーマ選びの参考にしてみてください。