学習塾のホームページ作成で何を載せたらいいか悩んだら、まずはこの7つからはじめよう!

こんにちは、「chotto」の開発と運営をしているタカフミです。

塾や教室のホームページを作ってみようとしたものの、一体どんな内容を載せたらいいか悩んでしまうことってありませんか?

一通り自分で作っては見たけれど、重要な情報やページが抜けていて集客力の低いホームページになってしまうこともあります。

この記事では、これから塾や教室のホームページを作る方向けに最低限の抑えておきたい「載せるべき7つの情報」について図解を交えてお話したいと思います。

コースの紹介

まずは何よりも、教室で提供しているコースについてしっかりと紹介するページを作られることをおすすめします。

このコースそのものが塾の商品となるため、「どんな人を対象に」して「どんな特徴をもつ」コースなのかが分かるように、テキストだけでなく写真やイラストなどを用いて丁寧に説明するようなページを作ることが大切です。

教室によっては「うちはコースという形態にしていないので、こういう風に載せるのは難しいな…」と言われる方がいます。「小学生、中学生、高校生」といったように学年別に月謝が決まっているような場合です。

そのようなケースであっても、「小学1〜3年生コース」「小学4〜6年生コース」「中学生コース」「高校生コース」といったように無理やりにでもコースという形態にされることをおすすめします。

目的のコースが探しやすくなる

サイトに訪れたユーザーの立場になってみると分かるのですが、すべての学年の内容が一つのページにまとまっているよりも、コースという形にすることでカテゴリー分けされたサイト構造となっているほうが分かりやすく「すぐに目的のコースを見つけられる」ようになります。

また、コース専用のページが作られるのでSEO面でもメリットが出てくるようになります。

なによりも、マーケティング視点で考えると「授業料」といった形ですべての学年の内容がひとまとめになっているよりも、「小学1〜3年生コース」と書かれている方が「これはうちの子供にぴったりのコースに違いない」と思わせる効果がでてきます。

授業に対する期待値を上げられる

コースという体系だった形にすることで、「わざわざコースにしているくらいなんだから、しっかりとカリキュラムが考えられており、質の高い授業が受けられるのだろう」といった感じで勝手に期待値を上げて、好印象をもってもらいやすくなります。

コースに載のせる項目

  • アイキャッチ画像
  • コース名
  • 期間、回数
  • 授業料
  • 入会金
  • 対象
  • コースの詳細

掲載事例

アイキャッチ画像などは用意するのが面倒なので、画像を付けずに掲載される方もいるかと思うのですが「絶対に付けたほうがいいです!

画像があることでコースの雰囲気が一目で伝わるだけでなく、ホームページ上に掲載した場合にも画像が区切りの役割を果たして見やすいサイト構成になります。

講師の紹介

塾選びをされる際にお子さんが知りたい情報の一つに「どんな先生がいるんだろう」というのが挙げられます。

僕自身も塾に通っていた頃は「怖い先生だったらどうしよう…」とか、勉強とは直接関係のないそんなことばかり心配していました(笑)

でも、場合によっては何年も通う塾だからこそ、教えてくれる先生がどんな人なのか知りたいという気持ちは自然だと思います。

親御さんからしても、どんな経歴の先生が教えてくれるのか気になるところです。しっかりとしたアピールができれば「こんな優秀な先生に教えて貰えるなら、ぜひ通わせたい」と思ってもらいやすくなります。

講師紹介に載せる項目

  • 名前
  • 顔写真
  • 肩書き
  • プロフィール
  • 経歴
  • 生徒へのメッセージ

掲載事例

顔写真については笑顔のものを使うようにしましょう。「ニコッ」と笑っている先生の写真があればお子さんも安心できるかと思います。プロフェッショナルな雰囲気を出したい場合であれば、真面目な顔つきの写真を使うのも有りです。

先生の中には「自分の顔写真を載せるのはちょっと…」と思われる方も少なくないかと思います。たしかに、ネットに自分の写真を載せるのって気が引けますし、悪用されるかもしれないと思って、載せたがらない先生がほとんどです。

でも、だからこそしっかりと先生の顔写真を載せている教室は信頼されて、結果的に問合せに繋がりやすくなります。

どうしても難しい場合には、似顔絵などでもいいので少しでも先生の雰囲気が伝わるような工夫をされることをオススメします。

入塾の流れ

意外と忘れられがちの内容のひとつにこの「入塾の流れ」があります。

教室側からしたら入塾の流れといっても、よくある一般的な流れだしわざわざ載せなくてもいいのではないかと思ってしまいますが、できる限り詳細に細かいステップで説明するのがいいと思います。

問合せをする立場になれば、「問合せして、いきなり契約とかになったらどうしよう…」「すぐに通わせたいけど、どれくらいかかるんだろう」、「体験授業とかあるのかな?」など不安におもうことがたくさんです。

だからこそ、「問合せから入塾までの流れ」をしっかりと記載することで、事前に全体の流れを把握することができるので気軽にお問い合わせがしやすくなります。

講師紹介に載せる項目

  • アイキャッチ
  • 説明文

掲載事例

アイキャッチ画像には各ステップの内容が伝わる写真を使うようにしましょう。

例えば、「体験授業の実施」といったステップであれば、笑顔で楽しそうに授業受けている様子の写真を使いましょう。写真の効果もあいまって「とりあえず体験授業受けてみようかな」と思われやすくなります。

よくある質問

この記事で色々と載せた方がいい内容についてお話しておりますが、個人的にはこの「よくある質問」が一番大事でもっとも時間をかけて作るべきところだと思っています。

よく言われることなのですが、ホームページは一度作ってしまえばあなたが授業をしている間も、寝ている間も、テレビも見ている間も、あなたの代わりとなって教室の紹介をしてくれます。いわば、24時間働いてくれる営業マンのようなものですね。

教室を一つの商品とみなした場合、商品を一目みていきなり購入(契約)するお客さんはまれだと思われます。たいてい、「◯◯はどうなっているんだろう?」「▲▲した場合には対応してくれるのかな?」といったような疑問が頭の中に沢山でてきます。

営業マンの大きな役割の一つにこのお客さんの疑問を解消して、安心して商品を購入させてあげるというものがあります。

教室に興味を持たれて実際に来塾されたり、電話をいただけるような場合であれば一つ一つ丁寧に疑問に答えることができるのですが、ホームページとなるとそうはいきません。

人によっては、「よくある質問ってそんなに思いつかないし、分からないことがあったら問合せして聞いてくれるだろう」と思う人もいるかと思いますがそれは大間違いです。

多くの人は自分が知りたいことが書いてなかったら、そのままスルーして二度とやってこない場合がほとんとです。あなたが思っている以上に「誰かに質問する」という行為はエネルギーを必要とするのです。

僕もよくあるのですが、何か気になる商品があって知りたいことがあったとしても「今ちょっと忙しいし、あとで聞いてみよう」とか「フォームに色々と入力するの面倒だし、後にしよう」といった感じで、最終的にそのまま忘れてしまうことも多いです(笑)

だからこそ、「聞いてきてくれるだろう」といった淡い期待は捨てて、しっかり漏れなく掲載するようにしましょう。

よくある質問に載せる項目

  • FAQ形式
  • 費用について
  • 体験授業について
  • 欠席について
  • 通塾や周辺環境について

掲載事例

よくある質問が多い場合には「費用について」などのように、カテゴリー別にして掲載してあげたほうが目的の項目も見つけやすくていいと思います。

お問合せ先

こちらは当たり前のこと過ぎて説明の必要もないと思われるかもしれまんが、意外にホームページを作ることに必死で肝心のお問い合わせ先を書いていなかったということがままあります。

問合せ先がどこにあるのか分かりやすくする

たとえ自分では書いているつもりでも、問合せ先がどこにあるのか分かりづらくてユーザーを困らせてしまうことも少なくありません。

そうならないためにも、「電話番号」や「メールアドレス」、「お問合せ」ボタンなどはページの上部と下部に目立つ形ではっきりと置いて、ホームページのどこを見ても常に表示されるように工夫をしてみましょう。

問合せ方法を増やす

可能であれば、X(ツイッター)やLINEといったSNSを使った問合せ方法にも対応することをオススメします。メールや電話での問合せは気が引けたり、面倒に感じる人にとっては使い慣れたLINEの方が問合せに繋がりやすくなります。

また、SNSを使うことでクローズドで親近感のある問合せ対応ができるのでフレンドリーな関係を簡単に築けるようになります。

受講生の声

受講生の声が集客に大きく関わる重要なコンテンツであるというのは、みなさんにもお分かり頂けるかと思います。

本当にここの教室でいいのかな?」「通ったら希望の学校に進学できるようになるのかな?」と不安に思われるお子さんや親御さんがほとんどです。

そんな時に、実際に教室に通われて成果を出した生徒さんの「第三者的な声」があることで信頼度がたかまり、迷っている人の背中をグッと押してくれるものになります。

受講生の声に載せる項目

  • キャッチコピー
  • 顔写真
  • 名前
  • 出身校
  • 合格先
  • 本人の声
  • カテゴリー

掲載事例

できる限り顔写真は載せるようにしましょう。

よく、本人からの許可がでない場合にイラストに置き換えたりする場合もありますが、それだと信憑性がどうしても落ちてしまうため、目を隠したり、顔写真の一部だけでも使用できないか検討してみてください。

たとえ、顔写真がすべて写っていなくても一部だけ見ていることで「実際に存在している人が話してくれているんだ」という印象が与えられて、リアリティを出すことができます。

キャッチコピーには入塾前後の変化を取り入れよう

生徒さんから集めた声をそのまま掲載して終わりにしている教室がありますが、これはとっても勿体ないことです。

書かれている内容を元に入塾の前後で起こった変化についてキャッチコピーを考えて作るようにしましょう。

たとえば、「入塾前の模試では〇〇点だったのが、たった3ヶ月で150点アップ!」といったような感じです。入塾の前後でどんな変化があったのかを数字などを交えたコピーにすることで、より訴求力の高い目を引くものになります。

校舎・教室の紹介

住所や電話番号などの基本的な情報はもちろん、教室の様子が分かる写真は必ず掲載するようにしましょう。

写真から教室の広さや清潔さ、設備の充実度が一目でわかるため可能な限りたくさん載せられることをおすすめします。

初めて教室に訪れる人にしてみたら外観写真があることで教室を見つけやすくなるので、こちらも忘れずに載せるようにしましょう。

その他にも駐車場や駐輪場の有無、近隣にどんなお店があるのかといった情報も書いてあげると親切です。

校舎・教室紹介に載せる項目

  • 校舎の紹介文
  • 内観、外観の写真
  • 住所
  • 地図
  • 営業時間
  • 電話番号
  • メールアドレス

掲載事例

まとめ

初めて教室のホームページを作ろうとすると、何を載せたらいいのか分からなくなってしまうことがあるかと思います。

そんな時にはまずこちらで紹介した7つの項目から作ってみることをおすすめします。ホームページは公開してからが本番なので、あとは少しずつ内容を追加してブラッシュアップしていけば大丈夫です。