自宅でピアノ教室を開業!必要な手順や成功のコツなどをご紹介

自宅でピアノ教室を開業したいが、

「開業手順が分からない」
「自宅と物件を借りるのとどちらがよいのだろう?」

と悩む方もいらっしゃるでしょう。

自宅でピアノ教室を開業するには、開催場所や集客などさまざまな準備が必要です。

そこで今回は、ピアノ教室を開業する手順や、安定した経営を得るためのポイントをご紹介します。
さらに、自宅で開業するメリットや注意点をまとめました。

自宅でピアノ教室を開業すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

自宅でピアノ教室を開業するまでの流れ

自宅でピアノ教室を開業する際の流れは、以下の通りです。

  1. 経営方針の検討・事業計画書の作成
  2. 自宅の改装・備品の調達
  3. カリキュラムの考案
  4. 公的手続きの実施
  5. 集客

自宅をレッスン部屋として活用する場合は、自宅の改装など状況に応じた準備が必要です。
自宅での準備に関しては、後ほど詳しく解説します。

その他の流れは、一般的なピアノ教室の開業手順と変わりありません。
ピアノ教室の開業について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

ピアノ教室開業の手順は?必要なスキル・資格について解説

自宅でピアノ教室を開業するメリット

自宅でピアノ教室を開業するメリットは3つあります。

メリットを把握し、明確な目的や目標をもって準備を進めるとよいでしょう。

コストを抑えられる

自宅でピアノ教室を開業する大きなメリットは、コストを大幅に抑えられる点です。

物件やスタジオを借りて開業する場合には、契約時の費用や月々の家賃・利用料がかかります。
一方、自宅を活用することでランニングコストを削れるため、後々の出費を大幅に減らせるでしょう。

ただし、自宅に防音室がない場合は改装費がかかるため、初期費用が全くかからないわけではありません。
状況に応じて、ある程度の費用が必要になることを念頭に置いておきましょう。

自身でカリキュラムが組める

自分で、レッスン時間や内容を自由に設定できるのもメリットのひとつでしょう。
ターゲットに合ったカリキュラムを検討し、臨機応変に対応できます。

スタジオを借りる場合は、利用可能時間が決められているケースも少なくありません。
しかし自宅でのレッスンは、スケジュール管理を徹底することで、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを実施できます。

さらに通勤時間が必要ないため、時間を有効活用できるでしょう。

場所のレンタル代がかからない

家賃やスタジオレンタル料がかからないため、必要最低限の経費を除き、月謝などの利益はすべて収入となります。

レッスン料も自由に設定できるため、経歴や実績に合わせて決められます。
生徒数が増え経営が軌道にのれば、安定した収入を得られるでしょう。

自宅でピアノ教室を開業する際の注意点

自宅でピアノ教室を開業するには、注意すべき点もあります。

これからご紹介する注意点をしっかりと理解し、当てはまる場合は適切に対処しましょう。
確認不足のまま開業準備を進めてしまうと、思わぬトラブルや問題が発生する可能性があります。

自宅の改装が必要な場合がある

もともと楽器演奏が可能な住宅や、防音環境が整っている場合はよいですが、そうでなければ改装工事が必要です。
改装工事を行う場合、初期費用として大きな負担になる可能性も。

しかし、防音環境をしっかり整えないと、近隣住民への迷惑となりトラブルにつながりかねません。
コストを抑えたいあまり、改装工事をしないなどのことがないよう注意しましょう。

また教室の広さも、レッスンの形態に合わせて準備しなければなりません。
とくに集団指導であれば、希望の生徒数が集まれる広さが必要です。
さらに、保護者が付き添ったり、待機したりするスペースがあると便利です。

教室にする予定の部屋で、希望のレッスンができるかを事前に確認しましょう。

近隣住民への配慮が必要になる

騒音によるトラブルはもちろん、生徒の送り迎えの車の出入りや、家の外での生徒や保護者の話し声なども、近隣住民に迷惑がかかる可能性があります。

防音環境を整えたら安心!ではなく、その他の部分でも迷惑がかからないよう配慮しましょう。

隣近所には事前に、ピアノ教室を開業する旨を伝えておくことも大切です。
トラブルを予防するには、普段からよい関係性を築いておくとよいでしょう。

集合住宅の場合は管理規約に従う

マンションなど集合住宅の場合、営業活動してもよいか管理規約の確認が必要です。
マンションによっては、ピアノ教室を開業してはいけないと決まっている場合があります。

その場合はいくら防音環境を整えたとしても、ピアノ教室を開業することはできません。
改装工事を入れてから発覚すると費用が無駄になってしまうため、開業準備を始める前に管理規約をしっかりと確認しましょう。

立地は固定される

自宅で開業する場合は、場所を選べません。
そのため、駅から遠い場所やアクセスが不便な場所だと、生徒集めに苦戦を強いられる可能性があります。

あまりにも立地が悪い場合は、駅前などの物件やスタジオを借りたり、集客方法や事業内容を工夫したりする必要があるでしょう。

自宅でのピアノ教室開業を成功させる3つのポイント

最後に、自宅でのピアノ教室開業を成功させる3つのポイントをご紹介します。

これらのポイントを意識することで、安定した経営を目指せるでしょう。

カリキュラムやプランを充実させる

アノ教室を開業する際は、カリキュラムや料金設定が重要なポイントです。
ターゲットに合わせて以下の内容を決めましょう。

  • レッスンの形態(個人指導・集団指導)
  • レッスン回数
  • 1回のレッスン時間
  • レッスン費用
  • 入会金やそのほか必要になる費用

他のピアノ教室をリサーチし、相場を把握することも大切です。
レベルや年齢別に、料金やレッスン内容を変えてカリキュラムを組むと効果的です。

ターゲットとなる生徒のニーズを汲み取り、満足度を満たせるカリキュラムを検討しましょう。

ピアノ関連の資格を取得する

ピアノ教室を開業するには、特別な資格は必要ありません。
しかし、音楽大学卒や受賞経験など、今までの経歴や実績があると生徒が集まりやすくなります。

ただし中には、目立った経歴や実績をお持ちでない方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、ヤマハのグレードを取得するとよいでしょう。
とくに指導グレードを取得していると、生徒や保護者からの信頼度アップにつながります。

集客に力を入れる

生徒を集めるには、計画性をもって集客することが大切です。
集客方法はいくつか種類があるため、複数の方法を組み合わせるとより高い集客効果が得られます。

自宅で開業する場合には、折り込みチラシやポスター掲示なども有効です。
集客方法によっては費用がかかるものもあるため、費用対効果を考えながら決めましょう。

数ある集客方法の中でも、ホームページでの集客は低コストで始めることができおすすめです。
入会に必要な情報をまとめたり、日々のレッスンの様子や自分の教育方針などを綴ったブログを投稿したりすることで、入会すべきか迷っている方を後押しできます。

初めてホームページを作成する方は、塾やスクールに特化したホームページ作成ツール「chotto」を利用してみてはいかがでしょうか?

あらかじめテンプレートが用意されており、順番に情報を入力していくだけで簡単にホームページが作れます。
ホームページの作成はもちろん、運営に関してのサポートも受けられるため、パソコンに詳しくなくても安心です。

詳しいプラン内容や料金は、以下の公式サイトをご確認ください。

公式サイトはこちら

まとめ

自宅でピアノ教室を開業することで、費用を抑えつつ自分の好きなようにレッスン・指導ができます。
ピアノ教室開業までの手順や、経営を安定させるポイントをしっかりと理解し、スムーズに準備を進めましょう。

しかし、自宅でピアノ教室を開業するにはいくつかの注意点があります。
事前の確認や準備を徹底することで、トラブルや問題を回避できるでしょう。